FILCO KeyPuller を使った REALFORCE91UBK のかんたんクリーニング

はじめに

キーボードを使用していると、キーの隙間や、本体との間にゴミがたまります。気づいたときにエアダスターや綿棒などで掃除するのですが、すべてを取り除くのは難しいです。

そこで年末大掃除ということで、キーボードのクリーニングを行いました。

今使用しているキーボードは東プレの NG01B0 REALFORCE91UBK です。

メンブレンタイプのキーボードなどは、キートップを外すために背面のネジを取る必要があります。しかし、この REALFORCE はキートップを引っ張ることで簡単に外すことができます。今回はキートップの取り外しに、専用工具 FILCO KeyPuller を使いました。

FILCO KeyPullerは黒い樹脂製の取っ手にキーをひっかける2個の針金がついた形状

今日はこの FILCO KeyPuller の使い方を中心に、僕が行った掃除方法をご紹介します。

作業される際には下準備として、使用しているキーボードのキー配置の写真を撮っておくか、ネットで探しておいてください。

目次
  1. FILCO KeyPuller でキートップを外す
  2. キーボードの清掃
  3. おわりに

1. FILCO KeyPuller でキートップを外す

まず KeyPuller の先端をキー上部の端に当てます。

KeyPuller を斜め下に押し付けて開き、キーの左右に滑り込ませるようにします。

写真のように KeyPuller の先端がキーの左右下部についたら、約45度回します。

下写真のように、キーの角を持ち上げるようなポジションになればOKです。引っ張るときは ちょっと力を入れて抜く 感じです。勢いよく引っ張るとキーが飛んでいくのでご注意ください。KeyPuller は取っ手のくぼみより、針金の根元の方をつまんで持つと外れにくいです。

下写真のように外れたら、あとは KeyPuller からキーを取り外します。この取り外しが若干面倒くさいです。もっと簡単に取れると嬉しいですね。

サイズが大きめな Shift や スペースキー も同様に外すことが可能です。

2. キーボードの清掃

キートップをすべて外すとこのようになります。キートップとこの本体の間にもゴミがたまります。

本体の清掃前にキートップを洗いました。理由は乾燥に時間がかかるからです。

キートップは家庭用洗剤と食器用スポンジ(ソフトなもの)を使って洗いました。つけおき洗いの記事をよくみますが、毎回なんとなく食器のように手洗いしています。

洗い終わったら、水を切って、1つずつ乾拭きしてから乾かします。乾拭きするのは乾燥時間を短くするためです。

次に本体の清掃です。今回は下記手順で行いました。

  1. 綿棒と湿らせたティッシュを使って、おおきなゴミを取る
  2. エアダスターでゴミを取る
  3. さらに綿棒や湿らせたティッシュで残った汚れを落とす。

今回の清掃は以上です。これだけでも十分にキレイになります。あとはキートップが乾いたら、元の位置に戻します。ちょっと強めに押し込むだけです。

3. おわりに

キーボードはキートップを外して掃除をすると見違えるようにキレイになります。

バラすのには時間も手間もかかるので億劫になりがちですが、REALFORCE やメカニカルキーボードであれば、FILCO KeyPuller のような工具を使うことで、それらを軽減することができます。

綺麗なキーボードで作業するのはとても気持ちがいいです。そしてお気に入りの道具をメンテしながら使うのって楽しいと思います。